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公開日:2019/07/01   最終更新日:2024/06/19

軽貨物ドライバーにおすすめの車種って?燃費や相場情報盛り沢山

軽貨物運送での独立開業は難しい手続きも不要であり、なおかつ大変な下準備もないため、オフィスワーカーやサラリーマンから事業者として独立したいという方にとってはおすすめできる業種のひとつと言えます。

そんな軽貨物運送事業を行うにあたり、どのような自動車を事業用として使用するかということも大事でしょう。すでに自家用車として利用しているものを転用してもよいのですが、より成果を追い求めるなら事業用に車を買い替えた方がよいです。

 

軽貨物運送事業と相性のよい車種の特徴

軽貨物運送事業をはじめるにあたって営業車両に求められる要素は意外と多いです。軽貨物事業に向いていない車を選択してしまうとさまざまな局面でタイムロスなどが発生し、遅配の原因となりますし、ひょっとする事故につながるという可能性も捨てきれません。

この項目では、軽貨物運送事業において相性がよいとされる車が持つ特徴について解説を行っていきます。運送用の営業車両を用意する場合は、これらの特徴にできるだけ当てはまっているものを選ぶとよいでしょう。

燃費がよい

一見それほど重要でないようで、実は非常に大事な要素が燃費です。とくに軽貨物運送事業において燃費というのは決して無視できない問題とも言えます。個人事業として独立開業を行う場合、資本に余裕がないため多くの経費を事業に費やすことができず、極力コストをかけない運営が求められます。そんなときに燃費の悪い車だと、毎月のガソリン代がかなりのものとなってしまい、経費を圧迫してしまうでしょう。

また、長距離を前提とした業務を行う場合、燃費が悪いとガソリンスタンドで給油を行う手間が生じてしまい、タイムロスとなってしまいます。こうしたふたつの問題を考えれば、燃費のよさが重要な要素となるのです。

小回りが利く

小回りが利くというのは、すなわち曲がり角でハンドルを切ったときスムーズに曲がることができるかどうかということです。軽貨物運送というのは大手運送会社のトラックと比べると小規模の運送案件が多く、その中にはふつうのトラックでは通れないような狭い路地やカーブを進む必要が生じてきます。そのようなとき、小回りの利きに配慮されていない車だと、車をぶつけてボディにキズをつくるだけでなく、その衝撃で積んであった荷物が倒れて物損事故へつながるおそれが生じます。

サイズの小さな車だからといって、必ずしも曲がりやすいとは限りません。この点に関しては試乗などを行ったうえでしっかりと見極めておきたいところです。

積載量が大きい

積載量、すなわち「どれだけ荷物を積めるか」という要素は、軽貨物運送事業を行うにあたっては直接の利益につながる大事な事柄です。単純に考えれば積載量が多ければ多いほどたくさんの荷物を積むことができ、より多くの利益が得られると考えることができます。だとすれば、できる限り積載量の大きな車を選びたいところです。

積載量を比較するにあたってはスペックだけを見て決めるのではなく、実際に積載部を見たうえで天井の高さや横幅の広さ、そして奥行きがどれだけあるのかを直接見て確認してからで決めるようにしましょう。数字だけではわからないことは意外とたくさんあります。

安定性が高い

安定性とはいったいなにかというと、「どれだけ安全に走れるか」ということです。軽貨物運送に用いられる車両は比較的サイズが小さいものが多いですが、中には少しスピードを出しただけでもフラフラと不安定な動きを見せたり、ブレーキを踏んでもなかなか停まってくれないといったものがあります。加えて、前面や側面からの衝撃に弱いというウィークポイントを持っている車もあるのです。

無事故による安全な配送は、軽貨物ドライバーが守るべき当然の事柄です。よって、事業に用いられる車両も一連の安全性に配慮されたものでなければなりません。

費用に関してはそれほどきにしすぎない

資本が少ない状態から独立開業を行う場合、設備投資に関しても出費を渋ってしまいがちです。営業車両に関してもなかなかお金が出せず、中古や型落ちの安くて性能の低い車を買ってしまう人もいます。

しかし、これはあまりいいこととは言えません。一度購入した営業車両は長く使うものとなるはずですから、今後はそれで利益を獲得していかなければならないのです。値段ばかりが安く機能性が低い車を買ってしまってトラブルや赤字の原因となってしまっては、車の購入代よりも将来的に大きな損してしまうこととなるでしょう。

だからこそ、営業用車両を購入するにあたっては、比較的高めの予算でできる限り機能性の高い車を検討されることをおすすめします。

 

軽貨物運送事業におすすめの車種は?

軽貨物運送事業を行うにあたって、実際どういった車種の車がよいのでしょうか。この項目では、事業におすすめの車種について紹介を行っていきます。

ワンボックスカー

四角く細長い形をした車のことで、しばしばファミリー向けのワゴン車として販売されているものと種類自体は同じです。軽貨物事業目的で導入するのであれば、ワンボックスカーの中でも荷室が大きく設計されている「バン」と呼ばれるものがよいでしょう。

ワンボックスの利点は、なんといってもそのバランスの良さです。とくに比較的小型な「軽バン」と呼ばれているものは小回り燃費ともに基準点を満たし、なおかつサイドドアの設置によってスムーズな荷物の出し入れが可能になっています。デザイン的にはふつうのワゴン車とそれほど変わりないため、シートを起こせばプライベートの使用にも対応できるというのもうれしいポイントです。価格相場は200~300万ほどとなっています。

軽トラック

簡単に言えば小さなトラックで、後部に屋根がなく、広々とした空間に荷物が積めるというのが強みです。価格面に関しても70~140万とワンボックスと比べると比較的安く購入できるというのもうれしいポイントでしょう。

構造上風雨はそれほど得意ではないという一面もありますが、それでも汎用性が高く、営業車としては使いやすいでしょう。

箱車

荷室が四角い密閉型となっている点に加え、後ろが両開き式の扉になっているということが特徴の自動車であり、雨や雪に荷物を晒さず適度な保護状態で荷物を運べるという点が強みです。

構造上積み下ろしにはやや時間をとられ、小回りもそれほど得意ではありませんが、「荷物を運ぶ」という点に関しては頼れる存在だと言えます。価格はだいたい130万~300万ほどです。

軽商用車

大手メーカーが発売している車であり、ワンボックスカーよりもさらに小さいながら、軽貨物事業において必要とされるポイントをばっちり押さえている車です。

小規模なデザインを活かした小回りのよさや積み下ろしのしやすさ、そして100~200万程度というコストパフォーマンスのよさは、これから事業をはじめていくという方にとっても頼れる存在です。

 

軽貨物で成功するなら車種へのこだわりを

以上、軽貨物事業における車種に関する説明でした。使用する車種に機能や性能によって利益に差が出るという可能性も十分あり得ます。より成功の可能性を高めたいのであれば、しっかりとした営業車選びを行うことをおすすめしたいです。

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