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公開日:2019/08/01  最終更新日:2019/07/02

軽貨物業を独立開業するメリットやデメリットを紹介!

終身雇用制度の崩壊、正社員だけではないさまざまな働き方の提唱など、昨今の労働をめぐる環境の変化は目覚ましいものです。こうした状況を受け、それまでオフィスワーカーとして働き続けてきた方の中でも、独立を検討する流れが生まれてきました。

そうした中でオフィスワーカーからの注目を集めている働き方のひとつが、軽貨物配送という分野での独立開業です。この形には、いったいどのようなメリット、そしてデメリットがあるのでしょうか。この記事にて具体的な解説を行っていきます。

 

そもそも「軽貨物」とは?

近年ネット上などでそのことばがよく聞かれるようになった軽貨物ではありますが、いったいどういうものかあまりよくご存知ないという方も多いのではないでしょうか。

この項目では、まず軽貨物に関する基礎的な事柄についてまとめていきます。

・・軽貨物車両での配送を行う

国土交通省や運輸局の公式HPによれば、軽貨物事業というのは正式には「貨物軽自動車運送事業」といった名称であり、軽トラックなどの軽貨物車両を利用して依頼のあった契約者の荷物を目的地まで運送する仕事のことを指します。

ふつうの貨物業、いわゆる「一般貨物自動車運送事業」とはどういった点が異なるのかというと、運輸支局が管理手続きに携わる点は共通していますが、開業にあたっての手続きの形式や施設車庫などの設置条件、整備管理者の有無など求められる項目が大きく違っています。基本的には軽貨物業者の方が条件が緩く、開業しやすいのです。

・・生活のさまざまな場面で活躍

「軽貨物事業者はさまざまなところで活躍している」と聞いても、実感を覚える方はそれほど多くないかもしれません。元来流通というのは縁の下の力持ち的な存在であり、子どもたちが憧れるような「花形」ではありません。

しかし、軽貨物事業者が日本人の生活、ならび国内インフラにおいてとても重要な役割を担っているというのは事実です。

たとえば、機械製品や小物家具を作るために使う細かな部品を少量運ぶ場合は軽貨物業者に任せることによって出費を抑えた輸送を行うことができます。また、軽貨物事業者がとくに活躍しているのが近年主流となっているインターネット通販による商品のやりとりであり、膨大な注文をスピーディーにこなすためには、そうした業種の人々の活躍が必要不可欠なのです。

このことから、軽貨物事業が現代日本においていかに重要な存在であり、需要が高まっているということがご理解いただけるでしょう。

 

軽貨物独立開業のメリット

昨今インターネットのホームページや動画を通して軽貨物に関する情報が発信されているのは、多くの方はそれらが持つさまざまなメリットを知りたいと考えているからです。事実、軽貨物事業には複数の利点が存在しています。

この項目では軽貨物事業として独立開業することに関するメリットについて解説していきましょう。

・・手続きが楽で通りやすい

軽貨物事業に関するメリットとしてまず最初に挙げたいのが、手続きの通りやすさです。これまで何かしらの事業で独立開業されたことのない方はそれほどピンとこないかもしれませんが、事業によっては施設や設備などの条件を厳しく審査され、なかなか受理してもらえないといったことがあります。たとえば、飲食店や一般貨物などがそうです。

しかし、軽貨物事業の場合、それら「許可制」とは異なる「届出制」の形がとられていますので、手続きに関しては比較的容易となっています。独立をサポートする業者と連携すれば、さらに楽に手続きをすすめられるでしょう。軽貨物を行うにあたって特別必要となる資格もなく、強いて言うなれば運転免許証ぐらいでしょう。

・・仕事内容はいたってシンプル

仕事の種類によっては、比較的臨機応変な頭脳プレー、そしてその場その場での対応を要求されるといったことが起こり得ます。それほどアクティブでないという方の中には、こうした目まぐるしい動きの仕事を苦手と思われている方も少なくはないでしょう。

どちらかと言えば地に足をつき、落ち着いた仕事がしたいという方にとって、軽貨物事業は相性がよいと言えます。基本的な業務は荷物を指定された場所へと運ぶだけであり、特別な対人コミュニケーションは求められません。とくに、軽貨物業者が任されることの多いルート配送は定期的に決まった場所へ荷物を送ることが主な業務なので、堅実な仕事を行うことができます。

・・社会貢献の度合いが高く、高収入のチャンスも

それでいてなおかつ、社会貢献への度合いが非常に高いという点も魅力的だと言えます。前の項目にて説明した通り、軽貨物が現代社会において担っている役割というのは非常に大きく、これらがなくなればもはや社会は立ち行かなくなってしまうでしょう。だからこそ、軽貨物事業に従事する方は「自分が社会の重要な役割を担っている」という高い目的意識とやりがいを以て働き続けることができます。

それに加え、働き方次第によっては高収入が狙えるというのも非常に大きなポイントでしょう。軽貨物案件の中には長期的ないし短期的に高い報酬が獲得できるものも少なくはなく、一般的なオフィスワーカーの月給を超える手取り収入を得ることも十分可能性となっています。

 

軽貨物独立開業のデメリット

たくさんのメリットがあるのと同様、人によってはデメリットに感じられるという点ももちろん存在してはいます。軽貨物での独立開業を検討されているのであれば、こういった事柄に関しても事前に把握しておいた方がよいでしょう。

・・車の運転が苦手であれば勤まらない

軽貨物事業においてもっとも重要なのは「車の運転ができるかどうか」です。事実、運送会社と業務契約を結ぶ際にも運転免許証の提示が求められます。よって、自動車の運転ができない、あるいは苦手だという場合、この事業で生計を立てるのは少々難しいかもしれません。

それでも軽貨物事業を立ち上げたいのであれば、このために免許証の取得や運転の練習をするというのもありでしょう。軽貨物事業のメリットにはそれだけの価値があります。

・・開業にあたっては営業用車両と倉庫が必要

先の項目において他の事業と比べて手続きが楽だと書きましたが、では何も用意せず事業を立ち上げられるのかというと、そういうわけではありません。軽貨物の開業にあたっては、事業に使用するための営業車両にオフィスとなる営業所、そして営業車両を保管するための車庫を準備しておくことが必要となります。

これらをすべて新品で揃えるとそれなりの出費となってしまいますが、自家用車や自宅を事業用に転用すれば、大幅に開業資金を節約することもできます。

・・必ずしも稼げるとは限らない

「軽貨物は稼げる」と聞かれると確かに正しいのですが、だからと言って「必ず稼げる」というとそれは違います。あくまでも事業である以上、事業者がなにもせず怠惰なことを行っていれば利益は上げられず、廃業となる可能性もゼロではありません。

しかし、これはどのような仕事にもまったく同じことが言えるかと思います。向き不向きはあるにしても、大なり小なり事業者の努力と工夫は必要になってくるでしょう。

 

メリットデメリットを把握したうえで軽貨物開業を

この記事で解説してきた通り、軽貨物事業にもメリットとデメリットが存在しています。軽貨物にこれからチャレンジしたいという方は、こうしたポイントをしっかり把握したうえで行動にうつしましょう。